村上仁美さんの花をちょこちょこと見てはいたけど、ちゃんと感じたのは去年の暮れから今年の初めにかけてTEMPORARY SPACEでやっていた詩人 吉増剛造さんの展覧会で活けていた木の根だった。
その展覧会自体も素晴らしかったけど、俺はその木の根にとても惹かれた。
何かの時に会った時にふと「一緒に展覧会やらない?」と誘ってみたら、案外すんなりとオッケーだった。
そんな経緯で今回の「waterfall 花とガラス」をやることになった。
ある時は札幌から村上さんが月浦へ来てくれたり、
ある時は札幌の搬入を村上さんが手伝ってくれたり、
ある時は札幌からいきなりやって来た村上さんが知らずのうちに帰っていたりしながら、
打ち合わせは進んでいった。
この展覧会への意気込みが村上さんからガンガン来るので、自ずと気合が入ってくる。
実はまだ制作に入っていないんだけど、TEMPORARY SPACEで飾るのは全部で4点。
互いの刀を一瞬にして抜き合う。
そんな緊張感のある展覧会になったらいいな。
8/1 → 8/31 なつしずく。滝野すずらん丘陵公園(屋外展示)