テンポラリースペースでのインスタレーション「まじりあう。」が終わって、そのまま搬入に行ってきた。
2週間昼夜を問わずつららを作り、搬出しての搬入は体力的にかなり厳しかった。
だけどまた違う感じのインスタレーションをやらせてもらえるのはとても楽しい。
ここはもともと札幌の老舗お菓子屋さん"千秋庵"があった場所。
今はホテルとセイコーマートそして千秋庵になってる。
千秋庵はここから出る地下水を汲んでお菓子作りをしていると聞いたことがあった。
その地下水が飲むことが出来ると言うことも。(搬入中に覗いたけど今は調整中になっていて飲めないようだ)
街の中の地下水を汲むことでお菓子がずっと作られているって言うのがなんかずっと心に残っていた。
(そういえば、中森敏夫さんは事あるごとに札幌の街の下には川が通っていると言っていたような)
以下は俺の妄想なので、事実と異なることが多分にあると思います。
確認していないので。
空想のストーリーとして読んでください。
お菓子作りに水は大切。
その大切な水は創業時からずっと地下から汲み上げられお菓子作りには欠かせない。
そんな水は俺たちの足元を通っている。
たくさんの歴史の中、
水がうまく上がらなかった時もある。
水が濁ってしまった時もある。
それでも今尚、お菓子作りを支え続けてくれている。
そんなことが頭を駆け巡った。
音を鳴らすようには今回吊っていない。観賞用の吊り方になっている。
テンポラリースペースの様に自由に吊れる場所なんてそうそうない。
それでも今回は今回でまた新しい野傍の泉池の見方が出来ます。
5/12までやっているので、ぜひご覧になってください。
24時間見れますので。
2021.2.13-5.12
街角の泉
「街角の泉」
いちばん大切なものは目に見えないとキツネは言っていた。
そうだった。
そんなことも忘れてしまっていた。